葉酸が不足するとどうなるの？
葉酸は日常の規則正しい食生活を行なっていれば不足することは少ないと言われています。
では葉酸が不足してしまう状況とはどういったケースでしょうか？
葉酸が不足してしまうケースは、妊娠や授乳による必要量が増加する事により、日常の葉酸摂取量では足りなくなったり、
アルコール中毒や※メトトレキサートと言われる薬剤の投与により不足することがあります。
葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要な成分のため、細胞分裂が頻繁に行われる箇所に症状が出やすくなっています。
主に、貧血、免疫機能の低下、消化器官の異常などなど。
アルコール中毒やメトトレキサートの投与の場合は、これは病院での治療が必要なため、
専門知識を持った医師がそれぞれの状態により処置するので大きな心配は無いと思いますが、
１番注意しなければいけないのは妊娠時に葉酸が足りないのが問題です。
妊娠期に葉酸が不足してしまうと、神経管閉鎖障害が起こる可能性があり、
重度の場合は死に至る事もあり、また無脳児が生まれるリスクも高まります。
神経管閉鎖障害は、妊娠初期が大切で、最も葉酸を必要とする時期です。
当然妊娠に気づいていない時が重要な為、妊娠を考えている女性は、妊娠する前から
葉酸を摂取することが大切です。
普段から規則正しいバランスの取れた食生活をしていれば、それほど心配はありませんが、
偏食や食生活が乱れがちな社会人の方などは積極的に葉酸を摂取するのが好ましいと言えます。
また授乳期にも葉酸は必要になりますが、
この頃はサプリメントなどで摂取出来るので安心ですね。
※メトトレキサート
葉酸代謝拮抗剤に分類されるいわゆる、抗がん剤・抗リウマチ剤です。
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