葉酸とは?
最近は葉酸についてのテレビ等での紹介が盛んになって来ました。
特に妊婦さんなどへの摂取が勧められていますが、そもそも葉酸とは何でしょうか?
葉酸はビタミンMやビタミンB9などとも言われ、水溶性のビタミンに分類されます。
1941年に乳酸菌を増殖させる因子としてほうれん草の葉から発見され命名されました。
葉酸の主な効能としては貧血の予防効果が期待できます。
貧血にも種類があり、鉄欠乏性貧血の場合は鉄分だけでも回復しやすいですが、
巨赤芽珠性貧血の場合は葉酸不足による貧血で、
もちろん鉄分も必要ですが、貧血の場合は鉄分だけでなく、葉酸とビタミン12が必要になります。
葉酸が足りなくなる欠乏症になりやすいのは、
妊娠や授乳による欠乏、アルコール中毒など、で欠乏症になると、
葉酸は合成に必要となる補酵素の為、細胞分裂を頻繁に繰り返す箇所で欠乏症が現れやすく、
症状としては、貧血、免疫機能の低下、消化器官以上が現れやすいです。
また妊娠期に葉酸が欠乏することにより、神経管閉鎖障害が引き起こされ、最悪の場合は死に至ることもあり、
また無脳児のリスクが高まる危険性が報告されています。
逆に過剰摂取した場合は、薬の効果を低減させ、紅斑、発熱、蕁麻疹呼吸障害などを起こす危険性があります。
葉酸は特に妊娠初期に重要と言われ、まだ妊娠に気づかない第一週が最も必要とする期間と考えられているため、
妊娠に気づいてから葉酸を摂取することも大切ですが、妊娠を考えている女性であれば、普段から葉酸を取り入れる
事が大切になってきます。
葉酸が多く含まれる食品としては、レバー、緑黄色野菜、果物ですが、
葉酸は水や熱、酸化に弱いため、新鮮な生野菜や果物に豊富に含まれています。
妊娠時に必要な葉酸の摂取量は400マイクログラムと言われていますが、
ほうれん草なら7束、ブロッコリーなら8房、マンゴーなら3個となかなか毎日摂取するのが難しいのも現状です。
妊娠をお考えなら葉酸のサプリメントなどで補うのがオススメです。